不動産投資とiDeCoどっちがおすすめ? メリット・デメリットを解説

不動産投資とiDeCoどっちがおすすめ? メリット・デメリットを解説

投資にもいろいろなものがありますが、そのうち不動産投資とiDeCoは、それぞれどのような特徴があり、今から始めるならどちらがおすすめなのでしょうか。

本記事では、不動産投資とiDeCoについて、それぞれの特徴とメリット・デメリットなどをお伝えしていきます。

不動産投資の特徴とメリット・デメリット

まずは不動産投資の特徴とメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

不動産投資の特徴

不動産投資はアパートやマンションなど収益物件を所有して第三者に貸し出し、賃料を得るといったものです。

不動産の取得段階でアパートローンを組んで投資可能で、その際に取得対象の不動産を担保にできることから、高額な投資が可能なのがポイントです。

実物の資産を所有するため、金投資などと同じく「お金の価値が落ちる」デフレに強いとされています。

不動産投資のメリット

不動産投資のメリットとしては以下のようなものが挙げられるでしょう。

・不動産を担保に融資を受けられる

・デフレに強い

冒頭でお伝えした通り、不動産投資は取得対象の不動産を担保に融資を受けられるため、少ない資金からでも高額な投資ができるというメリットがあります。

また、経営状況がよければ2棟、3棟と増やしていけるという点もメリットといえるでしょう。

実在する不動産に投資するため、金投資などと同じく、お金の価値が下がるデフレ期に強い投資でもあります。

不動産投資のデメリット

一方、不動産投資のデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。

・初期投資額が大きくなりやすい

・災害リスクがある

まず、アパートやマンションなどの方法で不動産投資を始める場合、初期投資額が大きくなりやすいという特徴があります。

これについては、余裕のある経営ができるよう、あらかじめ自己資金をある程度貯めておくといった方法で対処できるでしょう。

また、災害の際に建物が倒壊するなどすると、その補修費用など負担しなければなりません。

万が一の事態にも対処できるよう保険に加入しておくといった点や、複数のエリアで不動産を保有して、リスクを分散させておくといった対策が求められます。

iDeCoの特徴とメリット・デメリット

次に、iDeCoの特徴とメリット・デメリットを見ていきます。

iDeCoの特徴

iDeCoは毎年お金を積み立てて投資信託などの方法で運用する私的年金制度です。

積み立てたお金について税制上の優遇を受けられるため、単に投資信託を購入するのと比べるとお得に利用できます。

ただし、原則として60歳になるまで積み立てたお金を引き出すことはできません。

iDeCoのメリット

iDeCoのメリットとしては以下のようなものがあります。

・税制優遇を受けられる

・自分で運用商品を選ぶことができる

iDeCoで毎月積み立てたお金は所得税の計算上、全額所得控除できます。

特に所得の高い方にとって有用な節税対策となるでしょう。

また、積み立てたお金は定期預金や保険商品、投資信託など自分で運用商品を選べるようになっています。

積極的に運用していってお金を増やしていきたいのか、あるいはできるだけリスクのない方法で運用していくのか、自分で決められるのです。

 iDeCoのデメリット

一方、iDeCoのデメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

・毎月の掛け金には上限がある

・原則として60歳になるまで引き出せない

iDeCoの掛け金額には上限があり、例えば企業型DCなどのない企業に勤めている会社員の場合、上限額は毎月2.3万円となっています。

もっと大きい額の運用をしたいという方にとっては物足りないと感じることもあるでしょう。

また、iDeCoで積み立てたお金は原則として60歳になるまで引き出すことはできません。

積み立ての途中でお金が必要になったときでも利用できないという点には十分注意する必要があるでしょう。

不動産投資とiDeCoどっちがおすすめ

不動産投資とiDeCoそれぞれの特徴をお伝えしましたが、これから投資を始めるのであればどちらを選べばよいのでしょうか?

どちらを選ぶべきかは投資スタイル次第

不動産投資とiDeCoのどちらを選べばよいか、については、投資スタイル次第だといえるでしょう。

不動産投資の場合、うまく経営できれば収益を大きく伸ばすことができるというメリットがあります。

ただし初期投資額が大きく、さまざまなリスクがある点には注意が必要です。

一方、iDeCoでは仮に運用が失敗したとしても借金を背負う心配はありません。

そうした意味では安心して利用できるといえるでしょう。

ただし、掛け金額の上限があるため、大きく収益を伸ばすことは難しいでしょう。

また、60歳になるまでお金を引き出せないというデメリットもあります。

不動産投資とiDeCo両方始めるのもおすすめ

不動産投資とiDeCoについては両方を同時に始めてもまったく問題ありません。

特に不動産投資で所得が増えると納めなければならない税金も増えてしまいますが、そこでiDeCoにも加入しておくと節税につなげることが可能となります。

もちろん、手持ちの資金や、毎月どのくらい投資に回せるかといった問題にはなりますが、両方始めることを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

不動産投資とiDeCoについてそれぞれの特徴やメリット・デメリットと、どちらがおすすめなのかお伝えしました。

不動産投資とiDeCoについては、必ずしもどちらがお得ということはありません。

むしろ、両方同時に始めることのメリットも大きいといえます。

それぞれの投資スタイルに合わせて、自分に合ったものを選んでいくとよいでしょう。

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