【福岡リート投資法人】の特徴/実績/評判/口コミ等

目次
福岡リート投資法人の不動産投資
不動産投資信託「福岡リート投資法人」は、地域特化型のJ-REITとして知られる不動産投資法人です。
2005年の6月に国内で17番目に上場したこの法人は、上場時の資産規模735億円から2.5倍以上の約2,019億円にまで成長を遂げた、目覚ましい進化を見せ続けている法人です。
不動産投資法人と言えばオフィスビルやレジデンス、商業施設といった不動産物件の用途・カテゴリ別に集中的な投資をするスタイルがポピュラーです。
しかし、福岡リート投資法人は「地元の優良な不動産」を運用対象に据えて、世界中の投資家に紹介することにより、地域の活性化と経済の活発化を目標に掲げています。
福岡リート投資法人の資産運用を担っている企業は、法人名にもある通り福岡に所在する「福岡リアルティ」です。
地元である福岡県を中心として九州経済界を多く見つめてきた存在である福岡リアルティにより、福岡をはじめ九州の地元にある様々な不動産物件を見極め、投資・運用することにより、地元に資金を呼び込むこととしています。
九州の経済界でも有力と言える企業たちにスポンサーとして共同参画してもらうことにより、一層地元に詳しく精通した不動産投資・運用が実現されています。
スポンサー企業との連携・バックアップによって地元の情報ネットワークを広大なものに築き上げながら、今後も発展し続けていく福岡・九州の不動産物件を盛り上げる活動に勤しんでいます。
その活動は九州の中だけにとどまらず、世界中の投資家に九州の魅力と優良不動産を紹介し、全国規模で発展を続けるでしょう。
九州の強みを活用
福岡リート投資法人の強みの一つは、九州が持つ経済規模やポテンシャル、他の地域にはない独自の強みを詳細に理解していることにあります。
原則として投資エリアを福岡・九州地域に限定しているにもかかわらず、九州の持つ経済の規模は世界規模で第27位の規模を誇るタイと同等レベルを誇ります。
日本国内の中でも九州はそれだけ大きな経済規模を持っており、それを投資運用と言う形で支えることにより、さらに地元の経済と同法人の収益を膨らませるというわけです。
こうした九州の持つポテンシャルは案外知られておらず、東京都心部のような活発な地域の経済規模に埋もれがち。
そこに目をつけた福岡リート投資法人は、着眼点・洞察力共に優れていると言えるでしょう。
また、福岡リート投資法人は九州や福岡の交通インフラにも着目しており、地元ならではの交通事情にも精通したノウハウによって不動産投資を有利に進めています。
九州には南北に九州新幹線が走っているという特徴があり、佐賀県の鳥栖市を中心として東西南北に大きな高速道路が走らされています。
人から多く使われる新幹線・JR線・高速道路の3つの交通ラインを分析することにより、地域の中で優良と判断できる不動産物件を見極めることに成功しているのです。
地元有力スポンサー
福岡リート投資法人の不動産投資運用をバックアップしているのは、九州の地元を中心に活躍する有力企業です。
資産運用を行っている福岡リアルティには、九州最大級とも言われるデベロッパー「福岡地所株式会社」を中心として、地元経済に大きくかかわりを持つ「西日本シティ銀行」や「日本政策投資銀行」、「西日本鉄道」「九州旅客鉄道」「九州電力」など、多種多様の様々な企業が参画しています。
電力や交通、金融に強いアドバンテージを持つこれらの企業によるバックアップは、福岡リート投資法人が運用していく不動産物件の情報収集や、運用方法・立ち回りについて大きく貢献してくれています。
メインスポンサーである福岡地所株式会社は、福岡市に拠点を置いて九州地域にあらゆる商業施設の開発・運営を行っています。
日本全国エリアにも知られる「キャナルシティ博多」などを手掛けた実績があり、それだけでなくオフィスビルの開発にも実績と知見を持っています。
街づくり・地域づくりに強い経験を持っている同社がスポンサーに加わることで、九州地域の中で本当に優良と言える物件に投資し、それらを全国エリアに知らしめるという地域貢献を実現しているのです。
地元ならではの情報力・リーシング力・管理能力が最大限に活用されています。
練られた各種戦略
不動産投資法人としての成長戦略は、外部成長と内部成長の2側面に分けられます。
外部成長は不動産物件などを追加取得すること、内部成長はすでに保有している不動産などの収益性を高めること。
福岡リート投資法人のコンセプトは「Act Local Think Global」であり、不動産のことについて一番よく理解しているのは地元の人間であるとして、地元ならではの情報収集やマーケット感覚を活かしています。
強固なネットワークを築き上げて最大限にそれを活かすことにより、安定的かつ堅実と言える運用を実現することが目標に掲げられています。
運用戦略としては地域特化ならではのキメ細やかと言える運営、物件の魅力向上に強みを持っています。
投資エリアを福岡や九州といった地元に限定することにより、地元ならではの着眼点とニーズに適した振る舞いが、投資する不動産物件の魅力を向上させることに繋がっているのです。
機能を陳腐化させず、魅力と品質を維持してテナントの満足度に繋がることは何かを日々考案し、リニューアルや改装を通じて実現に向けています。
地元ならではの流通やニーズを見据えた戦略により、地元の人達から愛される物件をつくり上げているのです。
短期的ではなく長期的な収益の確保のため、将来まで見据えた物件の選定・維持管理が強みと言えるでしょう。