【積水ハウス・リート投資法人】の特徴/実績/評判/口コミ等

目次

積水ハウス・リート投資法人の不動産投資

積水ハウス・リート投資法人は、世界的に活躍する住宅メーカーとして知られる積水ハウスと理念を共有する不動産投資信託です。

積水ハウスが家づくりに対して持つ信念と同じく、「質の高い社会資本の提供」や「投資主価値の最大化」といった、展開する事業・サービスの質の高さにこだわった方針が掲げられています。

具体的には人間性豊かな住まいと環境の創造、「経年美化」の思想に基づいた、高い社会資本の提供、そして住居を基軸とした持続可能社会の実現です。

特に経年美化の概念はポートフォリオを構築している物件にも強くみられる特徴であり、築年数を重ねるごとに味わいが増し資産価値の高まる物件を投資・運用することで、中長期的に安定した収益性の確保へと繋げているのです。

ポートフォリオとして実際に取得している物件は、主に住居物件やオフィスビルとされています。

時代の流れに影響を受けにくいこれらの不動産物件は、将来的にも安定したニーズを得ながら資産価値を高め続けていくでしょう。

ただしこれらの物件はあくまで中核であり、そのほかの用途を持つ物件への投資・運用も行っている、総合型リートとしての在り方を持っています。

戦略的に有利とされる立地を持つ物件や、住宅メーカーの着眼点からも高品質と判断できる物件への重点投資を行うことにより、様々な種類の物件から一定の収益を得続け、健全な財務運営によって活用し続けています。

積水ハウスグループによるサポートもあり、将来性に安定が見られる投資法人と言えるでしょう。

投資の基本方針

積水ハウス・リート投資法人のポートフォリオ構築方針は、基本的に用途別に比率を分けて定められています。

主に生活拠点としての住居や、事業活動拠点としてのオフィスビルをポートフォリオの中核的資産として位置付けていますが、そのほかにも成長性が認められる高いポテンシャルを持つ物件であれば、ホテル施設や商業施設、サービスアパートメント・シニアアセットなどの物件も取得・運用を行っています。

なお住居物件の投資比率は全体の30~55%、オフィスビルの比率も同様に30~55%とされており、中核資産の2カテゴリに偏りはありません。

適度に用途分散を行いながら総合的な不動産投資を行っている点が、同法人のリスク回避へとつながっています。

またエリア別の投資比率も設けられており、重点投資エリアである東京圏は70%以上、その他の全国主要都市は30%未満と定められています。

日本全国エリアを対象として不動産物件の地域分散を図ることで、地域による天災やニーズ変動などのリスクを分散させているのです。

商業用不動産などの投資エリアについても同様に、三大都市圏を中心的に投資が行われています。

ただしホテル投資についてのエリア分散はさらに細かく設定されており、都心部のほかにも観光名所として有名な地域を的にして、まんべんなく各種エリアに物件を取得・運用しています。

濃密な外部成長戦略

積水ハウス・リート投資法人は、積水ハウスグループによる多彩なサポートを受けて資産運用を行っている不動産投資信託。

積水ハウスがこれまでに培ってきたノウハウや実績に伴うサポートは、同法人の成長戦略に大きく貢献しています。

スポンサー会社は積水ハウス株式会社、資産運用会社は積水ハウス・アセットマネジメントが行っており、積水ハウスグループによる総合的な結びつきとトータルサポート力によって、外部成長・内部成長ともに発展させてきました。

外部成長戦略として見られるのは、積水ハウスのパイプライン・サポートによる国内不動産への優先交渉権、ウェアハウジング機能の提供、保有資産の再開発サポートなどです。

物件供給力を活用した資産規模の拡大により、ポートフォリオはより充実させられています。

また積水ハウス不動産の計6社との優先交渉権を活用することにより、居住用不動産にまつわる物件の新規取得がスムーズになるというメリットもあります。

本当に収益性が高くポテンシャルが高いと判断できる不動産物件であれば、新鮮なタイミングでチャンスを逃さずに不動産物件を新規取得して、ニーズに適した不動産提供を実現可能。

資産運用会社の持つ独自のノウハウを活用することによって、第三者からのソーシングやその他物件投資に関する有力情報を得ることができます。

各種内部成長戦略

積水ハウスがスポンサーとマネジメントの両方を果たすことにより、内部成長についても効率的な戦略を練ることに成功しています。

積水ハウス・リート投資法人では様々な用途の資産を運用していますが、その特性に応じたプロパティ・マネジメント会社を選定することにより、テナントリレーションや新規テナントに関する有力な情報ネットワーク、営業力などが提供されるようになります。

積水ハウスグループがこれまでに不動産関連で培ってきた日本全国エリアでの情報や知識を、有効に活用して不動産の収益性を高めています。

テナントの満足度やコストマネジメントにメリットをもたらし、不動産そのものが持つポテンシャルを効率的に引き上げているのです。

積水ハウスグループを含む各種プロパティ・マネジメント会社との協働により、きめ細やかなテナントニーズの分析と把握、及びそれを反映した細やかな対応で賃料や稼働率の維持と向上も実現。

運営管理の効率化で投資主価値の最大化にも努めます。リニューアルやバリューアップを通じた不動産価値の維持と向上にも積極的に務め、競争力を高めることで競合との差別化を図り、より利用者から求められる物件として稼働率の高さを維持しているのです。

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